クズのひとりごと

140字じゃおさまらない興奮の掃き溜め。140字で収まるものは@ikeuch_yに。

乙女ゲームの話でもしましょう #おたく楽しい

お久しぶりです。

にゅすほめを書いている最中なのですが息抜きに飛び込みで参加してみました。
www.adventar.org

一応乙女ゲーマーなので(最近はネオロマンスしか出来てないけど)乙女ゲームの話でも。
かなりネオロマンス(コーエー乙女ゲームブランド)に偏っていますが。



そもそも私が乙女ゲームにはまったのが今から9年前。
最初に借りてプレイした乙女ゲームがこの作品。

マイネリーベII ~誇りと正義と愛~

マイネリーベII ~誇りと正義と愛~

今では乙女ゲーム戦国時代と呼ばれ、毎月毎月ゲームが発売し、さらにはシチュエーションCDなるものもじゃんじゃか出てきて男性声優さんが甘い言葉をこれでもかと叩きつける時代。しかしこの頃はまだそんなに世に乙女ゲームがたくさんあるわけでもないので、知っている声優さん(当時すでに声オタではあった)に愛してるだのなんだの言われるゲームは当時高校生の私には衝撃でしかなかった。


そしてそんな衝撃が冷めやらぬままに私を完全に乙女ゲームへの世界へ落っことした作品がこちら。

緋色の欠片(通常版)

緋色の欠片(通常版)

当時の乙女ゲーマーみんな大好き緋色の欠片
現在4まで発売中。
今思うとツンデレだけどいざというときは引っ張ってくれる同級生」「やんちゃだけど頼れる先輩」「ミステリアスで物静かな先輩」「大人の雰囲気をまとったお兄さん」「かわいくてしっかり者の後輩」「性的な雰囲気の狼キャラ」乙女ゲームで一人は必ずいそうなキャラをすべて網羅しているようなキャラクターの濃さ!
そして玉依姫と守護者という関係!こんなの嫌いな女子とかいるんすか…(偏見)
ストーリーやキャラクターもさることながら、主題歌(藤田麻衣子さん「恋に落ちて」)もすごく素敵な歌なのでおすすめしたい。
もちろん他のナンバリングでも!2と4はそれぞれキャラクターが違います。2は1のキャラが少し出てくるけど4はそもそもの時代設定が違うので出てきません。前作までをやってるとニヤッと出来るとこがあるぐらいで、別にプレイしてなくても十分楽しめます。伝承とか、カミとかそういう系統が好きな人にやっていただきたい作品です。

ネオロマンスに行く前にもう一つ好きな作品を紹介しておきたい。

華ヤカ哉、我ガ一族(通常版)

華ヤカ哉、我ガ一族(通常版)

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時代は大正。主人公は田舎から上京し、縁あって当時日本を代表する財閥であった宮ノ杜家の屋敷で住み込みで使用人として働くことに。そこで出会ったのは6人の兄弟。主人公は兄弟の財産争いに次第に巻き込まれていくことになるのです
序盤に畳み掛けるかのように心折れる暴言を吐かれます。「ゴミ」「クズ」は当たり前、「切腹せよ」「死んじゃえ」などなどまあそれはそれはひどい言葉を吐かれます。
そしてとどめのお弁当ガシャーン事件。これは是非プレイして頂くのが一番です。トラウマになります。
しかし後半になるにつれてご兄弟の胸の内を事件や交流を通して知ることになります。あまり言うとネタバレになってしまうので言えませんが。進様が抱える爆弾に度肝を抜かれてほしい。
私がとても大好きで専属使用人としてお世話している次男、勇様は軍の大佐に就任しており、ご兄弟の中で一番熱い心をお持ちで国のために死ぬことを良しとするお方です。ただその中身はとても純粋というかなんというか。ひどいネタバレになるので伏字で失礼しますが31歳にして自分の●●を探している、そしてそれは絶対にいると信じている、最高にピュアで痛いお方なんです…かわいいんです…

最初に言いそびれましたがこのご兄弟、6人とも腹違いの息子でそれぞれ母親は家が異なります。長男の母は財閥の娘、次男は茶道の家元、三男は料亭の女将、四男は庶民の娘、五男は華族で政治家の娘、六男は呉服屋の名家の娘。父親はどんだけクズなんだよと思うかもしれませんが想像以上のクズです。安心してください。
でもお母様方はとてもいい方々(1人は大変な事件を起こしてしまいますが)なのでこの作品の良心と言っても過言ではありません。
恋愛には何かと不器用な長男、かっこいいけどとても純粋な次男、楽天的で家のことにもあまり興味がなく揚羽ちゃんな三男、とても優しくて序盤は心の支えなのに非常にでかい爆弾を抱えた四男、発明が大好きでヴァイオリンも弾けちゃうワンコ系五男、トラウマメイカーだけど年相応の反応も見せちゃう六男、and more…最初は挫折することもあるかもしれませんがそれを乗り越えたとき、素晴らしいエンディングが待っています。大正時代、身分の格差、ドMな方には是非。
ただいまPSP版、Vita版とたくさん出ていますが、まずは上にも貼りましたがPSP版の「華ヤカ哉、我ガ一族」もしくはVita版の「華ヤカ哉、我が一族 モダンノスタルジィ」(移植版)から始めていただくのがよろしいかと思われます。ノベルゲーが苦手な方でも大丈夫。パラ上げもありますし、依頼をこなして家具を集め、部屋の模様替えなんかもできちゃいます。コレクター要素も十分にある作品です。お好きなご兄弟をどうぞ。

ついでにVita版も

時代が進むにつれて乙女ゲームも非常に多様化してきました。
王道を行くゲームももちろんありますが、設定が吹っ飛んでるゲームが最近かなり多くなっているような気がします。
記憶を失った主人公がそれぞれの世界ごとにいる彼氏と恋愛をするのだけれど、やたらと殺されそうになったり彼氏と思っていたキャラに閉じ込められたり、BADはお察しの通り主人公が死んだり廃人になったりするゲーム*1だとか、
恋愛をしたい高校生が伝説のならいにのっとって学校の屋上に黄色いハンカチを結んだら恋愛番長を始め色んな番長が現れて恋の手ほどきをするうちにその番長とくっつくゲーム*2だとか、
普段優しく教えてくれていた先生なのに、主人公が校則違反(微妙なのもある)したら地下に閉じ込めて豹変した先生がみっちり生徒指導(という名のセクハラ)をしてくるゲーム*3だとか。
挙げたらきりがありません。

そんな中20年前からずっと王道を走り続けているコーエー乙女ゲームブランド。
ネオロマンス

20年前のアンジェリークに始まり、現在もなおゲームを出し続けている老舗ブランドです。
今なお展開があるゲームは
アンジェリークシリーズ(今度ルトゥールが出ます)
遙かなる時空の中でシリーズ(今年6が発売、現在舞台公演まっただ中)
金色のコルダシリーズ(来年4が出ます)
ネオアンジェリーク(来年新作が出ると本日発表がありました)
下天の華(今日明日のイベントで何か発表があるとの事)追記:本日12/5のイベントで続編の制作決定と発表がありました

と、今のところはこんな感じでしょうか。新作の発表もあるとの事なのでまだまだ増えるかもしれません。
オトメイトを始め他のメーカーよりたくさん種類を出しているわけではありません。しかしそれぞれのシリーズはとても息が長いのです。
アンジェリークは今年20周年、遙かとコルダも10年以上歴史があるゲームです。

安心のネオロマンスブランド、その中でも比較的入りやすい(気がする)、のめり込みやすい金色のコルダ3の話をしたいと思います。

とても息の長いシリーズと書きましたが、私がネオロマンスにはまったのは2012年ぐらいなのでまだほんの3年ほど。
金色のコルダ3は2010年に発売されたので発売から2年経ってからプレイしたということになります。しかし、それでも全然遅くなかった
何故ならコルダ3が発売されてから私がはまるまでの2年は展開がなく、なかったことにされた(らしい)この作品が2012年の夏に突然動き始めたからである。それはここでは語らない。
先ほどの緋色と同様、1、2をやっていればより楽しめますが3になってキャラクターが変わったので3からでも問題ないです。私も3から始めたので。

ゲームの内容は一言で言うと「スタイリッシュ青春音楽バトルADV」
何を言っているのか分からないと思うでしょ?でも現実なんです。

まずはこちらのPVをご覧ください。
www.youtube.com
ツッコミどころの多いPVだったのではないでしょうか。
様子のおかしい人も数人いたかもしれませんがみんな高校生です。高校生なんです

よく分からないと思うので大半のオタクが通ったであろう「テニスの王子様」に例えて登場する学校を説明したいと思います。

星奏学院(主人公が所属する高校)=青春学園
星奏は音楽の名門校です。音楽科と普通科があり、オーケストラ部の主要メンバー(大会メンバー)は音楽科4人(主人公含む)、普通科1人からなります。
大会に順調に勝ち進んでいくと部長が手を故障してしまいます。そう、手塚国光のように
部長は如月律くんというのですが、律くんと手塚部長は共通点が多々あって。
・部長
・手を負傷する
・メガネ
・音楽(テニス)にしかほぼ興味がなく、ド天然なところ
・全国優勝のためなら手の怪我もいとわない
こんなもんでしょうか。おじいちゃんぽいところもそっくりかなと思います。
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左が如月律くん。クールな見た目に反して内面には熱い心を持っています。

至誠館高校=不動峰
上に貼りつけたPVの中で赤いオールバックの彼が所属している学校。仙台にあります。
額に何かあるのは橘さんと一緒ですが彼は部長ではありません。
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火積司郎くん。めちゃくちゃ強面ですが義理人情に厚い男。とあることがきっかけで彼は暴力事件を起こしてしまいます。しかし部長が火積くんを見捨てずそのまま吹奏楽部に所属させたために吹奏楽部が分裂してしまい廃部の危機に。
優勝しないと廃部になっちゃう…これから一体どうなっちゃうのー?!
ちょっとふざけた感じで説明してしまいましたが、一番熱い青春を送っている学校がここなんじゃないかなって思ってます。
ちなみに結果はお察しの通りですが、彼らが優勝できる物語もありますので安心してくださいね。*4

神南高校=氷帝学園
完全に氷帝です本当にありがとうございました。
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/キャーーーッ!千秋さまーーーーッ!!\/土岐様~~~♡\

神南は攻略キャラ2人(後に3人になります)という少ない人数でありながら圧倒的な人気を誇る神戸の高校。やたらバラが出てきます。氷帝か。
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彼が神南の跡部こと東金千秋さん。ちなみに関西弁はよっぽどびっくりした時とか心の中の声が出てきたときにしか出てこない。
自信満々なところや、陰で相当な努力を重ねていること、お坊ちゃん、女子生徒に絶大な人気を誇っている、大勢の部員を束ねる部長などなど跡部様との共通点はふんだんにちりばめられています。

そして神南の忍足こと土岐蓬生さん。
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神南のナンバー2、関西弁、メガネ。
彼は病弱であるため、高校を一年留年しています。つまり19歳。攻略キャラの中で唯一車も運転できるため(病弱なのに免許取りに行けたんだ…というツッコミはしない)、ドライブなんかに行くイベントなんかもあります。

横浜天音学園=立海大附属
あまり立海っぽい感じはしないんですが一人真田くんのように生まれた時代を間違えたような人がいてですね。
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今時裏拳かました挙句に相手を駄犬と罵る高校生いる?
彼は冥加玲士さん。天音学園の部長であります。遊戯王に出てきそうな風貌と圧倒的存在感。
この人を語らずしてコルダ3の話が語れようかというほどの存在。
昔の出来事がきっかけで主人公に強い憎しみを向けます。(ただし昔と今の冥加さんの風貌が変わりすぎているせいか主人公は覚えていない)

本当はたくさん魅力的なキャラクターがいるのだけどテニプリと合わせるとこんなもんでしょうか。一応対戦順も至誠館→神南→天音なのでテニプリとほぼ同じである。
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ここで先ほどのキャラのおさらいも兼ねて初期メンバー一覧。
ちなみにこのイラストは昨年放映されたアニメバージョンです。

ちょっと面白おかしく説明してしまいましたが、内容はとても真面目でひたむきに音楽に取り組む高校生たちのお話。
もちろん恋愛要素もふんだんにありますし、そのせいで私は人生を狂わされてしまった。

一例として私の大好きな榊大地さんのお話。
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彼は星奏学院の3年生。普通科の生徒にしてオーケストラ部の副部長です。
一見トレンディドラマに出ていそうな風貌。喋っている内容も少し高校生離れしている。それがいい。
彼のことになると好き、かっこいいなどといつも以上に語彙力の無さを露呈する羽目になります。でも好きなんだ!!

イベント中、肝試しで大地先輩を驚かせよう!という女友達(後に攻略対象)の提案でヴァンパイアの牙をつけて迫るも返り討ち。
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やbbbbbbbっばくない??!??!?!??!??!??!!
もう大地先輩に血を吸って欲しいわ~~~(大の字)

こんな茶目っ気(?)を見せる大地先輩だけど裏では血のにじむような努力を重ねた人。
中学までなんとなくで生きてきて高校も近場の普通科ということで星奏を受験。
その受験現場で音楽科の実技の試験はその日じゃないのに森の広場でヴァイオリンを弾いていた律くんに出会い、それから音楽の道を志します。
大体察しはつくかもしれないんですが、ヴァイオリンって小さい頃から習ってる人が多くて2、3年じゃそんなに上達しないんですよ。
それなのに高校に進学して初めてヴィオラに触れて、普通科なので実技の授業もないのに副部長にまで上り詰めるほどになるなんてどんだけ努力と修練を積んだらそうなるんだと言わんばかりなんですよ。
もちろん実技だけじゃなくて音楽の素養なんかも必要で。学校の勉強できるのか??!って思ってたら学力もトップクラスなんて超人かよ…
しかもこんだけやって将来の夢は外科医だからもうふざけないで…ここに関してはモヤモヤするところもあるんですが彼が決めたことだから…と気持ち悪いことも考えたりなんかします。
でもオケ部を励まし、支えとなっているのは紛れもない事実。そんな先輩がずっとずっと大好きです。


さて…ここまで説明してもやりたいと思えるほどの魅力がない?
もうこれ見てくれよ!!!!!(動画頼り)
www.youtube.com
先ほど見たものより明らかに糖度が上がっていますね!ただし冥加さんはやっぱり言い回しが独特。
ちなみに最初見ていただいたのは2010年発売の「金色のコルダ3」、上のは2013年発売の「金色のコルダ3 フルボイスSpecial」
前者は今のご時世では考えられないパートボイス(要所要所でしか声が出ない)仕様だったのですが後者は全てのセリフを音声収録。
なぜ最初からそれを出さない???というネオロマンサーの悲痛な叫びが響き渡ったのは言うまでもない。
プラスで2010年発売分で配信されていたイベントのフルボイス収録、スチル増加などの追加要素も盛り込まれております。
先ほども言いましたが攻略キャラが一新されているので3からプレイしても全く問題ありません。
しかもかなり根気はいりますが12人同時攻略なんかもできちゃったりします。12人の男の心をもてあそぶプレイは非常に快感です。




そして金色のコルダシリーズの醍醐味と言える要素。それはクラシック楽曲です。
このシリーズをプレイしているとたくさんのクラシック曲と出会うことができます。
3の楽曲だけでもモンティの「チャルダッシュ」、ヴィヴァルディの「四季」、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」など私たちがよく耳にする曲をはじめ実に多くの楽曲が登場します。ゲーム内でこれらの曲を練習し、大会に臨むのです。
コルダシリーズをプレイするとキャラが解説してくれるのでちょっとだけ楽曲について詳しくなれます。
ちなみに先日発売されたNEWSの「四銃士」ではラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」が原曲となっていますが、こちらは「金色のコルダ2アンコール」に登場しています。気になる方は是非チェックしてみてください。

ちなみにこのコルダ3、展開が凄まじい勢いであり。
2010年に発売となった後はゲームが5本発売、そして来年の2月に新作「金色のコルダ4」も発売されます。
ちなみに5本のうちの2本はフルボイスバージョンと3DS移植版、残りの3本はAnother Skyというシリーズで「もしも主人公が星奏学院ではなく他の学校に転校していたら」というifストーリーのお話です。
入りはフルボイススペシャルを楽しんでいただき、それから気になる人がいればその人がいるAnother Skyを楽しんでいただければと思います。ちなみに私は全部買いました。トレジャーボックス(1万ぐらいする箱)で。でもゲームをプレイするだけなら通常版でも内容は変わりないので大丈夫です。軽率に買ってください。
それから4も是非プレイして頂いて。3は夏のお話なのですが、4は夏の全国大会の後のお話なので非常に楽しみです!

4のPVも貼っておきますね!大地先輩かっこいい!!!!
www.youtube.com

あとネオロマンス公式のURLも貼っておきます。気になったら是非。
www.gamecity.ne.jp



気付いたら8000字をこえていたのでこの辺で締めたいと思います。
私の説明がヘタクソであまり伝わらなかったかも知れませんが、ネオロマンスに限らず乙女ゲームは本当に楽しいので気になるものがあったら是非プレイしてみてください!
きっとお気に入りの一作に出会えるはずです。

それでは。

(にゅすほめ書く息抜きで書いたはずだったのに気づいたら1日潰していたなあ)